【受験生必見】偏差値70以上、IELTS6.5を取った都内医学部生が教える!英語の完全勉強法 受験英語編【永久保存版】
こんにちは。ヴィトンです。
IELTSの勉強を一通りして試験も無事済んだことで、英語の勉強法についてしっかり記事を書きたいと思います。
僕自身英語は昔から得意で、塾講師や家庭教師でも教えてきました。
今回IELTSをしっかり勉強したことで、受験英語と海外のAcademicで必要な英語能力との違いもわかったことで、改めて俯瞰した記事をかけると思います。
今回は受験英語編です。
受験において英語という科目は最も重要な科目と言えるでしょう。
文理共に最も配点が高く、場所によっては英語だけで入れるような学部もあります。
医学部においても、英語は相当に重視されています。
順天堂、横市などは英語の配点を高くし、順天堂の問題は大量の長文と英作文という英語ができなければ絶対に入れないようにしてあります。
これは、医学部の勉強、医師に求められる能力の性質によるものです。
医学部と医者自体が、医学用語に英語が多いことや、英語の論文を読んだりなど、英語が必要なことが多いこともあります。
それに加え、語彙や文法などの知識を覚え、文章を読解して情報を読み取る能力などが、医学部、医師に非常に必要とされるものだからです。
医学と英語の勉強はとても似通ったものだということを念頭に入れておくといいでしょう。
そんな重要科目の英語をぜひとも武器にして受験を突破しましょう。
英語の能力の要素に
・語彙
・読解
・文法
・速読力
・英作文
・リスニング
があり、これらが密接に絡み合っています。
1.語彙
英語が苦手な人は結構な数がいます。
そういう人に共通することは何でしょうか。
それは語彙の不足です。
英語が決定的にできない人は必ず語彙がありません。
家庭教師や塾講をやってきてできない生徒をみて毎回のように思います。
語彙がないから文章の意味もわからないし、答えも書くことができない。
英語という科目は勤勉さを反映するので、語彙を集めるという努力がそのまま反映されるところにその不足が出るのです。
ではどうすれば効率よく語彙を覚えられるのでしょうか。
語彙は泥臭くひたすら暗記するしかないのでしょうか。
語彙を効率よく暗記する方法はあります。
その鍵は人間の記憶のメカニズム、「関連付け」と「強調」にあります。
人間は自分の既知のものに関連したもの、印象深いものを覚えやすいということです。
まずは「関連付け」について説明します。
英単語の語彙で言えば、英単語のみを機械的に日本語に一対一に覚えるより、フレーズを使って覚えたほうが覚えやすいのです。
例えば「correspond = 一致する、相当する、連絡する」などと機械的に覚えていては非常に身につきにくいし、忘れやすいです。
そこで、「The fact corresponds to my theory (その事実は私の理論と一致する)」というミニマル・フレーズで覚えればどうでしょうか。
文の意味と関連して印象深く覚えられ、correspond to という語法も覚えられます。
まずはこの例文から核となる「一致する」の意味から覚え、そこから関連付けして他の「連絡する」という意味を覚えればいいのです。
「一致する」のほうが遥かに重要な用法なので、まず重要なものから覚えていくようにしましょう。
そこからcorrespondence(連絡、一致)という名詞型や、同義語を関連付けして覚えていくことでどんどん語彙を増やせます。
さらに、接頭辞、語根、接尾辞に注目します。
correspondはcor(共に)/respond(応じる)という接頭辞と語根でできています。
そこから「互いに応じ合う」→「一致する」「対応する」という意味になったのです。
こういった要素を身につけていくことで、様々な語彙が有機的に関連し、指数的に多くの語彙を覚えられるようになります。
これが「関連付け」です。
英単語を長文で覚えろ、とか単語帳ばかりで覚えるな、という論はこれをもとにしています。
次に「強調」とは何でしょうか。
マイナーなどうでもいい英単語は覚えられませんが、死ぬほど好きなアーティストの曲名や歌詞は絶対に忘れませんよね。
この違いは「どれだけ強調されて印象に残っているか」ということです。
みなさんも英語を勉強していて、とても印象にのこった文章やフレーズがあり、その中の語彙はとても良く覚えていると思います。
昔英語の先生がdesperateの説明で「Desperate Housewives」という婚活に必死な女性のドラマの話を持ち出して、これを「絶望的な」という逐語訳ではいけないと言っていたのですが、これはとても印象に残っています。
こういったフレーズ、例文を見つけたり作ったりしてみましょう。
場合によっては単語の意味を表すイラストを書いたり、ゴロなどを作ったりしましょう。
こうした関連付けと強調を上手く使っているのが「ゴロ」なのです。
例えば化学でハロゲンのゴロに「ふっくらブラジャー愛してる(F Cl Br I)」というものがあります。
これは関連付けの難しい4つの元素の名前を無理やり関連付けして強調して覚えられるようにしているのです。
この記憶のメカニズムによるテクニックは英語だけでなく勉強全てで使えるのでぜひ覚えておいてください。
では、どういったものを使って語彙を覚えて行けばいいのでしょうか。
先程長文、フレーズで覚えるという話が出てきましたが、中には「語彙は単語帳を使うな、長文で覚えろ」という主張をする教師などもいるらしいです。
しかし、受験に必要な語彙を長文で全て網羅するのは絶対に不可能です。
単語帳を使いましょう。
語彙を覚えるにあたって、「システム英単語」は最も効率のいい単語帳のひとつでしょう。
先程出した「ミニマル・フレーズ」が全ての単語についてあるという大きな特徴があり、さらに意味や用法が完全に頻度順に載っているという素晴らしい構造になっています。
記憶のテクニックをフルに使って効率的に単語を網羅できます。
速読英単語を配布し使わせる学校が中々の数あるそうですが、後述しますがあれは「速読用の教材」です。
意味もどうでもいいものも羅列してあり、長文を読むには単語帳としては非効率です。
あれを語彙を増やす目的のみに使うのは最悪な使い方です。
語彙は、受験の最後まで身につけ続けるようにしましょう。
足りなくなることはあってもありすぎることはまずありません。
2.読解
英語の配点で一番大きいのは読解です。
長文の英文解釈、正誤問題、英文和訳、説明問題、要約問題などですね。
読解に必要な要素を挙げてみると、主に
・語彙
・構文力
・文法、語法
・総合読解力
となります。
語彙は前述しました。
構文力というのは必要な構文を覚え、読解において文の構文をとり理解する力のことです。
これのためにはまず構文を覚えなくてはいけません。
構文を知らなければ絶対に読解できないような文もあります。
構文を覚えるには例文暗記が一番適した方法です。
例文暗記では構文に加え語彙や語法、文法をセットになって覚えることができます。
英語の総合力を上げるいい方法といえるでしょう。
「基本英文700選」が例文暗記の素晴らしい教材です。
文法や語法ももちろん重要な要素です。
文法には読解に関わる重要な文法と、単純な文法のみの問題用のものがあります。
前者のほうが圧倒的に大事です。
読解に関わる文法の根幹を身につけることは難しいですが、読解問題を解きつつ見極めて身につけていきましょう。
長文読解において、結局のところ総合読解力がものをいいます。
パラグラフリーディングを使ったり、文の構造を駆使して読解する力です。
これによってわからない語彙や文があってもある程度意味を推測できます。
この力がないと高得点は難しいです。
パラグラフリーディングなどのやり方はまたしっかり記事を書きたいと思います。
3.文法
文法は前述したとおり読解、文法問題、英作文にも関わる重要な要素です。
文法には読解において重要になる文法と、文法問題のための知識があります。
大事なのは読解に関わる文法です。
関係代名詞、比較、時制、分詞などの文法をしっかり把握しているでしょうか。
これらはかなり用法が複雑です。
しかし、これらをしっかり把握しているからこそ読解できる問題があります。
何度でも確認して理解しましょう。
文法だけの問題は、それ専門の参考書などを使うといいでしょう。
しかし、それの配点はそこまで高くないことを念頭に入れておいてください。
4.速読力
英語において速読力はとても大事な要素です。
センターを始め大学受験で速読力が必要ない大学は多くありません。
しかし、多くの人がそれをないがしろにしています。
試験において一番大きな敵は、問題自体が解けないことよりも、時間が足りないことであることが多いです。
十分な時間があれば解けるのに、速読力の欠如で失点してしまうのです。
しかし、多くの高校や予備校などでも速読を教えるところはあまりありません。
だから生徒たちが速読力の欠如を自覚すらできません。
だから自分でしっかりと方法を身に付け、訓練しないといけないのです。
速読の方法と訓練とはなんでしょうか。
前述したパラグラフリーディングを駆使し、選択肢すらも利用する速読法。
それがこの「キムタツ式英語長文速読特訓ゼミ」にしっかりと記述されています。
これは、メソッドだけでなく、練習用の教材としても利用でき、必要な語彙も載っています。
速読のバイブルといえるでしょう。
また、メソッドを身につけ、さらに訓練を積み語彙も身に着けたい、という人は「速読英単語」も使って行きましょう。
しかし、これはあくまで速読用の教材で英単語を覚えるためだけに使うのはやめましょう。
語彙も構文も中々のレベルなので、しっかり解釈してから速読用に使ってください。
5.英作文
英作文は受験生にとってひとつの大きな障害であると思います。
なぜならば読解や文法と全く違った訓練、能力が必要で、それがとても難しいものだからです。
しかし、英作文はそれ専用のトレーニングをしないと絶対にできるようになりません。
英作文をできるようにするにはとりあえず書いてみることです。
参考書などの例題の作文を書いてみて、そして必ず添削を受けることです。
正しい表現や文法、語法を複数覚え、自分の書いた文がいかに不自然で通用しないものか知ることが大事です。
ハイレベルな受験生でも、勝手な表現を使ってしまうことは本番でもままあります。
書いて添削を受けることで、それを防止できます。
使える表現のレパートリーを増やしていき、勝手な表現を使うのを抑えることで、英作文は必ず得点できるようになります。
6.リスニング
リスニングは、受験においてはあまり使われることが多くないかもしれません。
しかし、センターを始め東大などではしっかりと出題されています。
仮にあまり必要なくても、プラスアルファとして得点できるようにしたいですね。
うまく勉強すれば他の読解や文法などとも協調して伸ばすことができます。
まず、リスニングに必要な要素として、これも基本的な語彙があることを知っていてください。
そもそもの語彙を知らなければ聞いてもなんのことかわかりません。
そして、リスニングの訓練として、ただ漫然と聞くのはやめた方がよいでしょう。
あまり理解していない内容を適当に聞いてもなんの進歩もありません。
訓練は、しっかりと理解している文章を使うのです。
どうするか、というとシャドーイングが効果的です。
これは、しっかりと理解している文章を、音読されている音声を聞き取り、自分で音読してリピートするというものです。
これにより音声を聞き取り、それが何を言っているか理解する能力が得られ、自分でアウトプットしてより記憶に残すということができるのです。
これにより英語の音声の識別力が身につくのです。
また、音読により文章がしっかりと記憶に残ります。
これは総合的な英語力を上げるのに役立ちます。
まとめ
以上、英語に必要な各要素とその対策法でした。
英語は努力で必ず伸ばせる、ある意味楽な科目なので、ぜひとも得意な武器にして、受験を成功させてください。
IELTSの対策法の記事も書きたいと思います。
医学生ヴィトンの医学生・医学部受験情報サイト 開始します!
はじめまして。
ヴィトンと申します。
今日より医学生・医学部受験情報サイトを始めたいと思います。
プロフィール
都内医学部生
都内在住
東京の中高一貫校卒業
バイト:家庭教師・塾講師
趣味:音楽 バンド活動 読書 漫画 映画
将来は基礎研究をしたいと思っています。
医療分野は一般的には謎が深いところです。
医者・医学生は世間でいろいろ取沙汰されているが実際のところどういったものなのか?
どのような生活をしているのか?
医学部受験ではどういった勉強をすればいいのか?どういった医学部を選べばいいのか?入試の形式はどうなっているのか?
様々な不祥事が取沙汰されているがその真相はどうなのか?
医学生はどう生活すればいいか?どう就職し医者になるのが正解なのか?
こういった様々な疑問に、医学生の観点から答えていきたいと思っています。